今、鏡に映っている自分の顔、10代の頃とは少し変わってきていませんか?
朝、洗面所で「あれ?」と思う瞬間。目元がなんとなく暗い。小鼻の毛穴が目立つ。夕方になると顔がテカる。頬をさわると、思ったより乾いている。
昔はこんなこと、気にもしなかったのに。
でも、それって実際のところ、ごく普通のことなんです。30代になれば、多くの人がうっすら感じはじめる変化。だから「まずいぞ」と焦る必要も、今まで何もしてこなかった自分を責める必要もありません。
まずは鏡の前で、そっと自分の顔と向き合ってみる。それだけでもう、いいスタートを切っています。

ここでひとつ、かみ砕いてお話しさせてください。
10代の頃の肌って、ほぼ放っておいても勝手に元気でしたよね。夜ふかししても、脂っこいものを食べても、翌朝にはなんとなくリセットされていた。あれは肌の「回復力」がものすごく高かったからなんです。
でも、30代の肌は、その回復力が少しだけ落ちてきています。
たとえるなら、若い頃は充電の減りが遅かったスマホが、だんだんバッテリーがへたってきた感じ。使えなくなったわけじゃない。ただ、こまめに充電してあげたほうが、一日中いい状態で過ごせる。そんなイメージです。
だから、これまで何もしてこなかったことは、まったく問題じゃありません。10代の肌には手助けがいらなかった。ただそれだけの話なんです。
とはいえ、そろそろちょっとだけ、自分の肌と向き合ってみるタイミングかもしれません。難しいことは何もいりません。
【その1】まずは「洗いすぎない」ことから
スキンケアと聞くと「たくさん洗ってキレイにする」イメージがありませんか。でも、実際のところは逆です。
ゴシゴシ洗ったり、一日に何度も洗顔したりすると、肌を守っている大事な油分まで流れてしまいます。すると肌は「油が足りない」と勘違いして、かえってテカリが増えることも。
洗顔は朝と夜の1日2回で十分。しかも、手でこするのではなく、泡で包むように洗うのがコツです。泡がクッションになって、摩擦から肌を守ってくれます。「洗う」というより「泡をのせる」くらいの気持ちで。
【その2】乾燥とテカリは、実は仲間
「自分は脂性肌だから保湿はいらない」。そう思っている方、多いんです。でも、へぇと思うかもしれませんが、テカリの原因は乾燥にあることがよくあります。
肌の内側が乾くと、それを補おうとして皮脂がどんどん出てくる。つまり、内側はカラカラなのに表面はベタつく、という状態。これを「インナードライ」と呼びます。
だからこそ、保湿は脂性肌の人にこそ大切。化粧水で水分を入れて、乳液でフタをする。この2ステップだけで、肌はぐっと落ち着いてきます。

【その3】日焼け止めは、一年中の味方
肌の変化、くすみやシミの大きな原因は、実は紫外線なんです。しかも紫外線は夏だけじゃなく、曇りの日も、冬も、しっかり降りそそいでいます。
「へぇ」ポイントをひとつ。窓ガラスを通り抜けてくる紫外線もあるので、家の中やデスクワーク中でも、肌はうっすら影響を受けています。
とはいえ、真っ白に塗りたくる必要はありません。今は乳液みたいにサラッと使える日焼け止めもたくさんあります。朝の保湿のあと、さっとひと塗り。これが5年後、10年後の肌を大きく左右します。
【その4】睡眠は、いちばん手軽なスキンケア
これは道具もお金もいりません。でも効果は抜群です。
肌は寝ている間に修復されます。特に眠りはじめの深い時間帯が、肌にとってのゴールデンタイム。夜ふかしが続くと、この修復の時間が削られてしまうわけです。
高い化粧品を買う前に、まずはあと30分だけ早く布団に入ってみる。素直に、これがいちばんコスパのいいケアかもしれません。

いろいろお話ししましたが、全部を一度にやろうとしなくて大丈夫です。
まずは今夜、洗顔のあとに化粧水と乳液をつけてみる。これだけでいいんです。たったこれだけで、翌朝の肌のさわり心地が少し変わることに、きっと気づくはずです。
何もしてこなかった時間は、これから取り戻せます。焦らず、自分のペースで。
鏡の中の自分と、少しずつ仲良くなっていきましょう。よかったら、今日から一歩だけ、そっと始めてみてください。

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